2016/10/13
2016年のノーベル文学賞の受賞者は少々驚かされました。
日本人としては、毎年恒例(?)「村上春樹は受賞するのか?」に意識集中していたわけですが、、、
受賞者はボブ・ディラン
「え?」と思ったのは私だけではないはずです。
「ボブ・ディランってミュージシャンでしょ?」
「ノーベル文学賞?何故?」
疑問に感じた人は多いはず。
ボブ・ディランがノーベル文学賞、何故なのか、調べてみました。
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ノーベル文学賞にボブ・ディランの理由
ボブ・ディランは実は以前からノーベル文学賞候補になっていました。
こちらの本「ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品」によりますと、
これまでの歌詞とは異質の『詩』を歌い、ポピュラー・ミュージックを革新し、詩が歌と同じ『声の文化』であることを再認識させた
引用元:「ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品」
ということです。
ボブ・ディランの歌は英詩の文化的伝承が生きた現代詩になっているというのです。
ボブ・ディランの傑作「激しい雨が降りそうだ」も、口承詩の様式で歌われているということです。
この作品は、『ランダル卿』という口承バラッドの応答歌の様式で歌われている。『バラッド』とは、詠み人知らずの物語歌のことで、ときに内容は歌い手によって作り替えられ、時代や場所をこえ歌い継がれてきた口承詩である。その意味では、ディランを現代の吟遊詩人と呼べるかもしれない
引用元:「ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち いま読みたい38人の素顔と作品」
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あまり深く知りませんでしたね。
歌詞というよりも伝統的な詩に近いものがあるということなのですね。
詩だから文学として評価されたのですね。
日本語だったら気付いたかもしれませんが、英語ですから^^;
ちなみに、ミュージシャンのノーベル文学賞受賞は初だそうです。
2016年のノーベル文学賞受賞者は、おそらく多くの日本人にとって意外だったのではないでしょうか。
こういうサプライズ受賞も面白いものですね。
ボブ・ディランのCD聴いたら詩だってわかるのかな・・・? ^^;